2006 Eric Clapton world tour at RAH  
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Song Impression 1

Song Impression 2


25,26  May 2006  World tour at RAH.

Running On Faith

アコースティックセットでのこの曲もやはりUnplugged演出なのでしょうか。間奏部はデレク君のスラ イド、終盤はドイル君のソロになります。
唄に専念しているECはだいぶ楽そうです。
そう、ECはずっと00028ECです。


 



Milkcow Blues

次はこれ。ECはスライド用でいつもお出ましの黒のストラトに持ち替えます。
ソロはまたしてもドイル君からデレク君、というパターンです。
これはなかなか圧巻でした。なにせ3本スライドですから、迫力があって04年のツアー時よりすごく良かったです。




After Midnight

次はこれ。これも子供の頃大好きで私は88年の東京ドーム以来でしょうか?このときはゆっくりバー ジョンだったと思いますが、今回はオリジナルとおりの早いバージョンです。ワンツースリーフォーと掛け声で始まります。

女性バックボーカルも効果的に軽快です。こういうのがこのドラムセッション非常にいい感じです。
ECも弾きまくっていてデレク君も頑張っていました。




Little Queen Of Spades

次はこれですが、時間的にもトイレタイムになるのが海外でのブルースです。
日本から強行軍で来るとこの時間が魔のおねむタイム。

長いクリスのソロ→ドイル君→デレク君スライド→唄の後移調してECソロ、と続く流れです。
なかなか迫力あってよかったです。

 
 

Photo credits : Mr M

Everybody Oughta Make A Change

次はこれですが、マネーアンドシガレットのこの曲、以外と好きで昔からの愛聴曲です。
イントロが印象的なこの曲、このときのツアーが日本にはなかったので聞いて無かった曲の一つでしたので非常に嬉しかったです。
デレク君と二人でスライド弾いていました。
いいよぉ〜、つー感じです。




Motherless Children

このイントロが続けて始まります。これも中学の頃から好きで自分的にはスライド入門曲の一つです。

これは70年代日本でも聞いてて喜んでいたもんですが、約30年ぶりでに聞くのは感慨深いものがあり ます。
しっかしテンポ早いなあ〜。
ドラムのスティーブさんこりゃ大変そうですがこういう早い手数の多いのも非常にいい感じで叩いています。

これまたいい感じです。
ドイル君とECのギターがからみ合って非常にいいです。メモにもGoodって書いてあります。(レポートはすべてメモノートで書き留めてあるのを見ながら 書いています。汚い字で何書いてあるかわからないことも多いですが・・)

今回のツアーがこの手のオールドソングが多く、この手でECにはまっていった古い世代の人にはたまらんもんがあります。




Wonderful Tonight

次はこの曲です。
もうこの曲はやめてくれ、というファンもかなり聞きますし、たしかに完全にマンネリしているのもたしかです。
でもこれを聞きたくて来る方も大勢でしょうし、カップルとかはここイギリスでももたれかかる女性とか多いのも事実なのでやるほうもいろんなこと承知でやっ ているということでしょう。

ECのソロはなかなかいい感じでした。あっさり終わるのもまあ良いのではないでしょうか。
まあこの曲、昔のケティねいさんのときは彼女のボーカルソロが非常に印象的であれはすごかったですが、今はこれで良いのだと。
大抵この後はあれですな・・・・



Layla

やはりこの曲です。ただ今年は以前とだいぶ違います。
いきなりギター2本で前触れなく入る入り方、ボーカルでLonley↑と声があがる歌い方。
そう、比較的崩して唄って来たこの曲を出来るだけ原曲に近づけるように配慮している姿勢がうかがえます。
すなわちこういうところからもドミノスを再現しようとする姿勢が強いと言うことがわかります。

それと3本ギターが効果的でECが楽なのと音が厚く、いい感じです。
ソロはECが弾きます。

ピアノ部分になると、これがいい〜
最高です。ドミノスです。あのLaylaのアルバムの様です。デレク君のスライドとECのギターがからみ合ってRAHの天井を駆け巡ります。天井見上げて 音がくるくる回るさまを何度も見あげました。
ブラスも入って音のシャワーが最後まで続きます。今までで一番素敵なLaylaではないでしょうか?私的には最高得点をあげたいです。

昔ピアノ部分をやらなかった時代からこの原曲に近いレイラが聞けるとはありがたやありがたやです。



Cocaine

そろそろ時間的にも終演に向かってます。
がぁ、Laylaの良さの余韻を打ち消して、すぐこの曲を始めるのはいかがなものかと・・・・
せっかくいい感じになってたのがいきなりこっちのイントロで壊れてしまいます。これは私は反対です。

しかしこの唄としてはかなり好感度が高かったです。
理由はドラムののりも良くてテンポが速く、次々とソロ取る人が変わるので飽きないし良かったです。
ECソロ→Timソロ→ドイル君ソロ、間奏2回目はデレク君ソロ→クリスソロと全員に回していました。
リズムが軽快でこのリズムセッションはなかなかええで、と思いました。
と、ここで一度退場です。

 


Crossroads (with Robert Cray)(Encore)

最後はこの曲。
ロバートクレイさんも登場してソロを取っていました。
テンポもかなり速く、CREAMの時より速いくらいでした。

全部終わって約2時間ほど。
良かったああああああ〜



全体の印象としては、想像以上に良かったというかツアーとしては過去最高の一つ、では無いでしょう か。
私もリズム系がメンバー代わってどうなるもんかと思いましたが、想像以上にいや、なかなかこれはベストではと思う、軽快でしっかりとしたボリュームあるリ ズムに非常に好感度が高かったです。

また今回のツアーは新アルバムBackHomeをひっさげて、という割にはBackHome色が濃く ない、むしろドミノスや昔の曲を均等にちりばめた非常にオールドファンに優しいいい選曲だと思いました。

前評判の高かった、デレク・トラック君でしたが、噂以上に非常に能力あり且つドミノスやECの影響を 良い形で受けていてECバンドには非常になじむ最適のキャストだと思いました。今回のツアーはデレク君にかかっていると言ってもいいでしょう。随所で見せ るドミノス的フレーズや良く勉強してある原曲のフレーズを出したりと非常に好感持てる人でした。
26日に会場入りするデレク君に話し掛けることが出来ましたが、丁寧に腰が低く、はにかんだように日本行きたいね、と話した顔がおまえいい奴だなあとこれ また好印象でした。演奏いいねえと言うと恥ずかしそうにありがとうと笑う姿も良かったです。周りに居る人全員にサインしたり写真撮ってあげたりとする後姿 見てて日本来いよと強く思いました。

ドイル君もこれがあの風貌なのにいい奴で、彼は11月から12月で日本行くと、と明言してくれまし た。 彼もみんなに笑顔でサインする様子になんだこいつらいいじゃん、と。
人間先入観でモノをみてはいけませんね。
そうそう、ドイル君。
彼はかなり女性好きと見ましたな。25日席が近かったのもあって彼の挙動が目の前に見えてましたが暇なのか?客席を見回してました。
で、途中からニヤニヤと。視線の先の客席を見ると綺麗な女性が熱い視線を送っています。
おいおい本番中に目線でナンパかよお〜、です。
やるなおまえ、というのもドイル君のポイントが上がったのもありますね。ははは


さて最後に私の思ったもう一つの印象を。
それはECは去年のCREAMや今年のこのツアーの選曲などを見るに、自分の終焉に向かって過去を正面から向いていい形でそれを改めてなぞる作業をしてい るのではないか、と思ったです。一時ほど過去を拒絶しなくなりましたが、それを一歩進めて過去を自分なりに楽しみながら振り返って整理整頓しているのでは ないかと思いました。

それは自分が35年以上彼の音楽を見てきて、CREAMや今回のツアーの選曲に歴史とか過去を振り返 るいい機会になっているのと同じなのではないかと。

今年の日本ツアーはオールドファン、最近聞きに行っていないファンにぜひ行ってもらいたいです。
我々個々のあの時、が蘇るいいコンサートになるだろうからです。
若い人にはぜひ今回のツアーの選曲を事前に聞いておいて欲しいです。
なんだChange the worldやTears in heavenやらないじゃないか、という風にならないように。

いつも国内10回より海外1回、それほど海外の公演は印象深いものですと言っていますが、今回も全く同じに思いましたし、本当に 行って 良かったです。
秋の日本ツアーだけでなく、出来れば秋のアメリカ等行かれてはいかがでしょう。

ありがとう Ericご一行さま、でした。
日本ツアーが本当に楽しみです!!!


おまけ

今回もバージンアトランティック航空で行きましたが、バージンはサービスが最高です。
特にヒースロー空港の往復送迎やラウンジの素晴らしさは目を見張るものがあります。

・行きはロンドンに15時頃着くのでコンサートまで充分時間がある
・帰りは昼に出るので良く朝日本に戻れて疲れを取りやすい
・飛行機の設備が良くフルフラットシートは疲れなくて良い。またマッサージサービス等もありロンドンまでの長旅も疲れない
等など一度バージンで行くと他のでロンドン行く気になりません。


Photo credits : Mr  M



















Photo credits : Mr O


















































































バンドメンバー
Eric Clapton - Guitar, Vocals
Doyle Bramhall II- Guitar
Derek Trucks - Guitar
Chris Stainton- Keyboards
Tim Carmon - Keyboards
Willie Weeks - Bass
Steve Jordan - Drums
The Kick Horns: Simon Clarke, Roddy Lorimer, Tim Sanders on Brass
Michelle John , Sharon White- Backing Vocals

support
Robert Cray band


 




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