2020 Eric Clapton and Friends Ginger Baker Tribute

 


 


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17 Feb 2020 Eric Clapton and Friends Ginger Baker Tribute at Eventim Apollo

 




2020年はHammersmith Apollo!

19年も終わり頃に急遽2020年02月17日一夜限りのGinger Baker 追悼公演が行われると発表されました。
会場になる現在Eventim ApolloはかつてHammersmith Apolloと言われ、ビートルズや70年代にはクイーンはじめ大御所が多数出演する伝統ある会場です。

Gingerさんの追悼ですから、CreamやBlind Faithの曲が中心になるわけで、もう聞く機会も限られてるし行く決意を。

ginger





ticket1
購入から数日でチケットの現物が来てびっくら




さて、公演だ。

当日は、大きいDennisというStormが来てる週末の影響で朝から寒いです。
開場18:30の開演20:00です。
IDとチケットの名称合わせがあり、空港の様な門くぐりのセキュリティを通っての入場です。
厳しくなりましたが、流行りの病気を体温測る的なのはなく入ります。

朝散歩すると10時には寒空に数人並びだし、12時過ぎると20-30人。18時には大量の人がステージ前を取ろう と殺到していました。

Eventim Appoloは古い建物ですが、日も落ちる頃には10秒ずつくらいで変わっていく7色LEDの照明が 正面の壁を照らしていてとっても綺麗です。


入って二階に上がった吹き抜け周りはバーと椅子で皆さん始まる前の談笑されていますが、吹き抜けの天井も外観同様な 綺麗な照明 でとても雰囲気良いです。

hall1
二階席へ続く吹き抜け

hall2
天井もきれいです

我々はなん時間も並ぶ勇気も体力も無いので指定座席の二階席へ。
キャパ5000も無いような会場ですので見下ろしたステージもとても見やすいです。


ちょうど20:00になるとEricさん始めバンドのみんながご登場です。
Ericさんのご挨拶からスタートします。



AM
まだ10時なのに。あと8時間以上並ぶですかあ!

River
Apolloの裏側はすぐテムズ川です


stage
二階座席席からの眺めです。一階はスタンディング

さあ始まります


さて注目の最初は、

01. Sunshine of Your Love - with Roger Waters

最初からこれです。
細身のロジャーさんがベースです。

バックコーラスは今回もケティーとシャーですが、シャーが5度上がった途中の歌パートを歌ってるのもレアなパ ターンでいいアレンジでした。


02. Strange Brew - with Roger Waters

続いて始まったイントロがぁ
ま、まさかのこれです。
EricさんもMCで言っていましたが今回はライブで初めて演奏する曲があるとのことでしたが、少なくとも知る 限り この曲はライブ演奏されていなかったかと。
子供の頃まさにこの曲当たりでのめり込んだ自分には一生に一度聞きたかった曲でとても嬉しかったです
バンド遊びでもやりますがなるほどそうかと参考になりました

ピアノのソロ間奏入れたりかなりポップな感じでした。

03. White Room - with Ronnie Wood, Kenney Jones and Roger Waters

Cream連発しかもStrange Brewを初めて聞いて興奮なところへストーンズのRonnieさん、!!のKenneyさん参加 で歓 声も大きいです
そしていつも聞くこのイントロでした。
ロニーさんがこの曲を弾いてるのもレアで良かったですか
途中のボーカルがポールさん+女性陣でしたが普段のツアー時よりポールさんらを使った方が声量もあって良かった と思います。

ツアーでもこれでやればいいのに・・・



04. I Feel Free - with Nile Rodgers and Willie Weeks / Paul Carrack (vocal)

ここでロジャーさんが抜けてベースにWillieさん。久しぶりに拝見です。
またどういう繋がりか知りませんがNileさん登場。最初音がうまくPA出来ていなくて聞こえませんでしたが、 まあ 良く弾く方で。

曲はCreamでもメジャーなこの曲。
この曲の歌にポールさん活躍でしたが、これがなかなかいいです。
女性陣ボーカルも加わってCreamよりもポップな感じでとても良かったです
本来でのEricさんのツアーでもこういう曲でポールさんフィーチャーいいと思いますねえ。


この曲もCream以後ではほぼライブ演奏されていないのでは?
当然わたしは初めてで大興奮でした。


05. Tales Of Brave Ulysses - with Nile Rodgers and Willie Weeks

途切れることなく、Ericさんの歌でこの曲が始まります。
ナイルさん飛び上がってギター弾きまくっています。
ソロは彼にお任せです。

かなりノリの良い方で、絨毯踏んで中央に出てくるわ、エリックさんに絡 もうとするわ、かなり自由やってました。
エリックさんもニコニコ見ているのが微笑ましかったです。


少しうつむき加減に歌うエリックさん渋かったです。


06. Sweet Wine - with Will Johns / Paul Carrack (vocal)

ここでのポールさん歌冴えてました。
ジャックに負けぬいい声でした。
甥っ子Willさんも頑張っていました。

07. Blue Condition

ギターを変えて(そっちも深いブルーの)、ステージでやったことないといいいながら始めた曲名なんだったけな的 なCreamの曲です。(正直わたしは昔この歌はあまり聞いてなかった)

渋い選曲だったなと。



08. Badge - with Ronnie Wood and Henry Spinetti

心地よい興奮に包まれましたが、またギターを替えて、ロニーさん再登場。
我らが(個人的に)ヘンリーおじさんがドラムに座ります。
始まったのがこの曲。
おおおお、個人的にヘンリーさんとBadgeを演奏遊びしてもらったわたし的には感慨もひとしおでした。
ブレイク時にちょっととちったヘンリーさん笑ってごまかしてましたが、ロニーさんのスライド演奏でこの曲を聞く 時が 来たかあと嬉しかったです。

09. Pressed Rat - with Kofi Baker

さて、ヘンリーさんは結局この1曲で終わり。
ジンジャーの息子のコフィーさん登場です。
なかなかイケメンです。
はじまると歌も上手いし、何よりドラム上手いです!!
ボンクラ二世じゃないですね。
こりゃあ彼をEricさんのツアーに連れて行って良いのでは。
非常に良い感じの人でした。
コフィーさんこの1曲で引っ込みます。



sunshine
お久しぶりです。Rogerさんのベースいいです


willie
甥っ子Willieさんにもエリックさんニコニコしてました

badge
Ronnieさんいい感じでニコニコ好きに弾いてます

kofi
Kofiさん好印象です!

Blind Faith 系です


10. Had To Cry Today - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

さて次に紹介されてギター抱えて出てきたのはスティーブさん。
お久しぶりで。日本ツアーを思い出します。
相変わらずいい声しています。



11. Presence Of The Lord - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

スティーブさんピアノに座って、
次に静かに始まったのがこれ。
スティーブさんの綺麗な声がいい感じです。

21時を過ぎましたがあっという間です。

12. Well Alright - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

これもスティーブさんの声が冴えます。
ナイルさん出てきて張り切って元気に弾いてます

13. Can't Find My Way Home - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

スティーブさんがギターをエレアコに変えました。
という事はこれです。
久しぶりにスティーブさんの声で聞きますがやはり良いですねえ

14. Do What You Like / Toad - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

スティーブさんキーボードに戻り、コーフィーさんまた出てきます。
ナイルさん出たがりですぐ弾きながら前に出てきます。
あーEricさんの絨毯また踏んでますぅ。

そのままコフィーさんのドラムソロに入りました。いやあなかなか上手いです。
ツインバスドラムの強烈なリズムと手数多いバチさばきに唸ってしまいます。

背景に大きなスクリーン画面があってみんなの表情追ってますが、この曲のドラムソロに合わせてジンジャーの 映像を被せています。
コフィーさん、ジンジャーと交互に映像で写りながらコフィーさんのソロはとても効果的でいい演出でした。
Ericさんがスクリーン指差して、見上げて見ていたのが印象的でした。

ドラムソロの終わりはなんとToadのフレーズで締めました。
このソロシーンは2005年のRAHでのCteam再結成時のジンジャーのソロを思い出させてくれました。
非常に見応えある曲でした。

これはジンジャーさん追悼コンサートにふさわしいこの夜の最高の曲だったと思います。


ここで終わりとのこと。
もう終わり?
あっという間でした。





winwood1
Winwoodさんお久しぶりです

nile
Nileさんエリックさんの絨毯踏んでますぅ

kofi2
スクリーンに交互に映る

kofi3
右下のエリックさん、腕組んでスクリーン見上げている


もうアンコール



15. Crossroads (encore) - All

程なくして全員で再登場です。
ロジャーさんとヘンリーさんは手持ち無沙汰気味です
最後はやはりこの曲です。
まあCreamというよりはいつものEricさん的なアレンジです。
2番でスティーブさんが歌ってキーボードソロして、ナイルさんご機嫌でソロして。
再度Ericさんの歌の当たりでやっとロジャーさん出てきましたが何故に今頃。

みんなでソロとなってからかなりカオスなギター全員好き勝手弾いてます。
4ドラムで迫力ありますが、えらく贅沢な絵面だなあと感心でした。

終わって勢揃いの挨拶はそれは大勢で。
すごい人数です!
三回お辞儀後にこやかに手を振って帰っていきます。


終わって照明もついたのにナイルさんだけまだ1人ギター爪弾きながらステージ中央で遊んでます。
他の人なら怒られそうですが陽気で好き勝手も無邪気でいいです。
ナイルさんも袖に引っ込んだEricさんを再度呼び出そうと煽りましたが、ダメで本当に終了になりました。



encore
4ドラムで全員は迫力あります

encore2
大勢ですがみんなニコニコです

セットリストと出演者まとめ

セット全体は改めてこんな感じでした。
結構ゲストの方の出たり入ったりがある公演でした。


■SetList
01. Sunshine of Your Love - with Roger Waters
02. Strange Brew - with Roger Waters
03. White Room - with Ronnie Wood, Kenney Jones and Roger Waters
04. I Feel Free - with Nile Rodgers and Willie Weeks / Paul Carrack (vocal)
05. Tales Of Brave Ulysses - with Nile Rodgers and Willie Weeks
06. Sweet Wine - with Will Johns / Paul Carrack (vocal)
07. Blue Condition
08. Badge - with Ronnie Wood and Henry Spinetti
09. Pressed Rat - with Kofi Baker
10. Had To Cry Today - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers
11. Presence Of The Lord - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers
12. Well Alright - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers
13. Can't Find My Way Home - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers
14. Do What You Like / Toad - with Steve Winwood, Kofi Baker and Nile Rodgers

15. Crossroads (encore) - All



venue1
きれいなHammersmith Apollo(現Eventim Apollo)




 

最高!

いやあ最高でした。

あっという間の1:45の15曲のコンサートでしたが、

■初めて聞くCream曲、
■2005年のCteam再結成時の久しぶりに聞く曲、
■2010年のスティーブさんとの公演時から久しぶりに聞く曲、
■初めて見た息子コフィーさんのドラミングに感服
■ストーンズのロニーさんやロジャーさんらのCream曲共演、
■初めてのKennyさんや久しぶりのヘンリーさんらを交えた4つのドラムセットのある公演

などなど新しいことばかりで最高でした。
加えてEricさんの甥っ子Willさんも初めて拝見したし、お友達のヘンリーさんも日本公演以来お元気そうで良 かったです。

初ライブ曲が聞けてたぶん最初で最後なレアなライブに大満足でした。
歴史に残る一夜に立ち会えて幸せでした。


Band Line Up:

Eric Clapton - guitar / vocals
Paul Carrack - organ / keyboards / vocals
Chris Stainton - keyboards
Sonny Emory - drums
Steve Gadd - drums
Willie Weeks - bass
Katie Kissoon - vocals
Sharon White - vocals

Special Guests:
Steve Winwood - organ / vocals
Roger Waters - bass
Nile Rodgers - guitar
Ronnie Wood - guitar
Kofi Baker - drums
Kenney Jones - drums
Henry Spinetti - drums
Will Johns - guitar

goods
ドラムのバチとかありました


まあ毎回色々と・・・・

羽田空港は中国便の減便で空いてました。
イギリスはちょうどこの時期超大きいStorm Dennisという台風が来ていて、ロンドンは少し外れているものの、着陸は大揺れ。
わたしの次の日に着いた方は上空3周。違う便で来られた方は検疫で着陸後30分閉じ込められるとか、まあStomy な予感は満載でした。
こちらは予定通りに着いたので良かったです。
イギリスは入国審査にやたら並ぶ国でしたが、自動化ゲートが日本人も対応になったの で、比較的短時間に入国出来るようになりました。

よっしゃ会場の駅であるHammersmithに宿を取ったので地下鉄で30分安上がりに行けるぜ、と地下通路行く と、週末工事中部分閉鎖中の表示。
おいおいおい。バス乗り換えは混みそうなので結局高い特急でパディントン経由でやっとこさホテル着。
今度はホテルが工事改装中でがっかり。
まあ何するわけでも無いので部屋入れてもらって一休みです。

天気見ると午後は大荒れ予想となってるので、今しかないとピカデリー方面に動いている地下鉄で遠回りしてチャチャっ と買い物行って帰ってくるとギリギリセーフでしたが午後は大雨強風が部屋の窓を叩いていました。

翌日もいよいよ大雨強風で、ほぼホテルで映画見てました。

今回はコロナウイルス騒ぎがピークな2月なので、少し心配して行きました。
特に会場は小さいですが人口密度高いし、何より欧米では中国と日本のウイルスの広がりで東洋人は危険的な雰囲気もあ ると伝えられていたので嫌な思いしたくないなあと。

幸い個人的には嫌な思いもしませんでしたし、会場でもEricさんファン達には我々はすぐ日本人とわかるんでしょ う、フレンドリーな方ばかりでほっとしました。

しかし飛行機のCAさんは彼らの定宿で嫌な思いしたと言ってましたし、街はゴホゴホ咳する人が多く、インフルも流 行ってる時期で少し警戒しました。



venue2

最後に

今回もお友達たちに助けられながらの旅でした。
ハプニングも多く色々ありましたが、全員無事に帰れたので良しとしましょう。

Ericさんはさすがにお姿に年を感じるようにはなりましたが、お元気そうで何よりでした。

いつまで見る機会があるのか、こちらの体力金力からも行けるときは行ったほうが良いなと今回も改めて思う弾丸ツアー でした。


ではでは、またどこかで。
3月のO2アリーナ、5月のヨーロッパツアーは行きません(笑)




Apollo

ブラウザをリロードすると、GIF アニメで会場の色がわかります